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VOL.11

MiRaKuRu TSUUSHIN

「美ラクル通信」は、美ラクルミストをはじめとする弊社のサービスを通じて、ご縁をいただいた皆様に役立つ情報をお届けする不定期の情報です。 2021年8月10日発行

昨年来のコロナ禍で、新たな日常となったマスク生活。ワクチン接種者が5000万人を超え、長く続く自粛生活からの解放が待ち望まれるところですが、変異ウイルスの増加など、まだまだ油断できない状況が続きます。最も身近な感染予防対策=マスクはきちんとケアできていますか?

ワクチン後も続く「マスク生活」

再確認したいマスクの抗菌対策

ワクチンの効果は重症化予防!感染予防効果は期待できず?

 1年延期となった東京オリンピックが残念ながら無観客となり、それどころか首都圏に4度目の緊急事態宣言が出される中での開催となりました。新型コロナウイルスの感染拡大状況には、収束の気配がありません。

 しかし、第5波とも呼ばれる今回の感染拡大には、これまでとは大きく異なる要素がいくつかあります。何よりも高齢者を中心にワクチン接種が進み、重症者数や死亡者数が抑えられていることは希望の持てるニュースと言えるでしょう。

 一方で、若者をはじめとして感染者数そのものがむしろ増えているのは、変異ウイルスの存在が大きいと言われています。日本では現在、デルタ型と呼ばれる変異ウイルスの占める割合が多くなっていますが、このデルタ型について米国CDC(疾病対策センター)では、「はしかや水痘と同様の強い感染力を持つウイルス」としており、ワクチン接種済みの人であっても未接種者と同程度の割合で感染を広げる可能性があるとしています。

 新型コロナウイルスのワクチンについてはネガティブな風評も含めてさまざまな誤解が出回っていますが、最大の誤解は「ワクチンを打てば感染しない」という思い込みかもしれません。もともと新型コロナウイルスのワクチン接種による効果として発表されているのは「感染した際の重症化を防ぐ」という点で、打てば感染しないとか感染させないとはどこにも書かれていないのです。さらにデルタ型変異ウイルスが主流となった現段階では、ワクチンを打ったからといって感染予防の効果は期待できないと言えます。

 つまり、ワクチン接種済みか未接種かを問わず、マスクと手洗いといった感染予防対策は続ける必要があるということです。

 

7日たっても感染力を失わないマスク表面上のコロナウイルス

 昨年から続くマスク生活で、すっかりマスクの取り扱いには慣れたという方が大半でしょう。でもルーティンになることで、マスクに本来求められる衛生面でのケアがおろそかになっていないか、再確認しておいたほうがいいかもしれません。

 香港大学の研究者が行った実験によると新型コロナウイルスはさまざまな物質の表面で高い安定性を示し、サージカルマスクの内側に付着した場合は少なくとも約4日後、外側では約7日後まで感染力を持つことがわかりました(※)。

 マスクを着けたり外したりする際に、マスク表面や内側を触らないように紐の部分を持つといった注意点は、昨年のコロナ禍初期にはずいぶん啓蒙されましたが、ほぼすべての人が日常的にマスクをするようになった現在、あらためてチェックしておきたいポイントとして徹底したほうがいいでしょう。

 新型コロナウイルスの感染経路として飛沫感染がクローズアップされたことで、マスクの効用が広く共有されましたが、飛沫でなくてもウイルスに接触すれば感染することは言うまでもありません。手洗いなどの手指清浄はもちろん、できればマスクそのものについてもきちんと抗菌対策をしたいものです。

 洗って何度も使う布マスクなどは、ニオイが気になることもあるかもしれません。抗菌ケアしておけば、不快なニオイも同時に抑えてくれるので安心です。

(※Chin AWH,et al.Lancet Microbe.published online April 2,2020.)

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