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VOL.10

MiRaKuRu TSUUSHIN

「美ラクル通信」は、美ラクルミストをはじめとする弊社のサービスを通じて、ご縁をいただいた皆様に役立つ情報をお届けする不定期の情報です。 2021年3月15日発行

新型コロナの感染拡大が始まってから、もう1年以上が経ちました。昨年に続いて再び緊急事態宣言も出され、「コロナ疲れ」や「コロナ慣れ」が日常になってきつつありますが、季節はまさに花粉シーズン。この時期、思い当たる方にとっては特に感染リスクへのケアが必要になります。

花粉症とコロナの微妙な関係!?

症状が出たら感染対策も万全に

風邪と花粉症と新型コロナの初期症状には共通要素が多い

 2020年は文字通りコロナ一色に染められた1年でした。その間、第二波や第三波と言われるように感染者数は増減を繰り返しており、待望のワクチン接種が始まったとはいえ、未だに収束への道筋は見えません。

 一方で私たちの生活にはマスク、手洗いといった感染予防対策のための新たな生活習慣が定着し、それが功を奏したのか、このところインフルエンザなど他の感染症の流行が減っているという報告も届いています。新型コロナウイルスについてはまだわからない点も多く、少なくとも飛沫感染と接触感染という主要感染経路に対しては、今後もきっちりと対策を続けていくしかなさそうです。

 そんな中、日本感染症学会や日本医師会から「花粉症患者の中に新型コロナウイルス感染症が紛れ込むリスク」が医療現場に向けて注意喚起されました。新型コロナウイルス感染症の初期症状はさまざまですが、一般的な風邪と同様に呼吸器系の症状が多く見られます。国民病とも言われる花粉症は、感染症ではなくアレルギー性鼻炎の一種ですが、くしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状だけを見れば風邪とよく似ています。

 新型コロナウイルスに感染し、たとえ無症状であっても鼻や咽頭部にウイルスを保有する「宿主」は潜在的にかなりの数に達すると考えられ、こうした人が花粉症を発症した場合、自覚のないまま周囲に感染を広げてしまうケースが危惧されているわけです。

 

マスク生活でも避けられない、くしゃみによる飛沫のリスク

 花粉症に特徴的な症状として、発作的で連続するくしゃみが挙げられます。こうしたくしゃみは飛沫を発生させますが、花粉症のように反復するくしゃみの飛沫は、マスクだけでは防ぎきれません。さらに花粉症は目のかゆみを伴うので目や鼻に触れる頻度が増え、手指を介した接触感染のリスクも高まることが懸念されます。こうしたことから医療現場では、下のような鑑別表に基づいて、風邪や花粉症の患者と新型コロナウイルスの感染者を識別するように努めています。

 花粉症のつらい症状だけに目を向けるのでなく、手からの接触感染を防ぐ対策にも、これまで以上に配慮したいものですね。

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