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VOL.1

MiRaKuRu TSUUSHIN

「美ラクル通信」は、美ラクルミストをはじめとする弊社のサービスを通じて、ご縁をいただいた皆様に役立つ情報をお届けする不定期の情報です。2018年11月26日発行

いつも弊社のライフサポート・サービスにご愛顧を賜り、ありがとうございます。皆様の毎日に役立つ、ちょっと耳寄りな情報を紙面を通じてお届けしていきますのでよろしくお願いします。今回はいよいよ冬本番ということで、インフルエンザに関する最新の話題を取り上げました。

流行シーズン突入!

インフルエンザ最新情報

H7N9型のワクチン備蓄へ?インフルエンザの「型」とは

 11月はじめ、厚生労働省から「新型インフルエンザの流行に備え、中国で感染が相次ぐH7N9型のウイルスから作ったワクチンを備蓄する方針」が発表されました。これまで備蓄してきたH5N1型のワクチンから切り替えるのだそうです。

 そういえばインフルエンザはほかの病気と違って、「○○型」と呼ばれることが多いですよね。HとかNとか、何のことでしょう。

 そもそも、インフルエンザがウイルスによって感染・発症することがわかったのは20世紀(1930年代)になってからで、それまでは「流行性のかぜ(感冒)」と考えられてきました。世界的に大流行するたび、スペインかぜ、香港かぜなどの地域名で呼ばれたことから現在でも「A・香港型」と言ったりします。

 インフルエンザはウイルスの特徴からA・B・Cの3つの型に分けられます。このうち、A型ウイルスの粒子表面には赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という糖蛋白があり、HAには16、NAには9つの亜型があるため、さまざまな組み合わせが出現します。豚インフルエンザ、鳥インフルエンザなどはこれらの違いによるバリエーションです。この亜型を表したのが「H○N○型」という名称なのですね。

 

新たな抗インフル薬に注目!ゾフルーザのメリットとは

 インフルエンザウイルスの厄介なところは同一の亜型の中でもHAとNAが抗原性を毎年のように変化させるので(小変異)、ヒトの免疫機構から逃れて流行を繰り返す点です。さらにA型は数年から数十年単位で突然、別の亜型に変わる(大変異)ことがあり、新型インフルエンザにはそれまでのワクチンが効かないため、常に新たなウイルスと闘い続けなければなりません。

 インフルエンザの治療薬としては近年、タミフルやリレンザ、イナビルといった定番薬が用いられていますが、たとえばタミフルなら5日間服用、イナビルは吸引式など患者側の負担が課題となっていました。しかし今年3月に発売された「ゾフルーザ」は、錠剤を1回飲むだけで効果があるとされ、患者の負担が少ないと期待されることから医療機関への出荷シェアで1位になったと報じられています。今シーズンからはタミフルのジェネリック(後発医薬品)も販売が始まり、流行の本番を前にしてインフル治療薬の勢力図は、これまでとは様変わりしそうな情勢です。

 既存のインフル治療薬は細胞内で増殖したウイルスが細胞外に広がるのを防ぐのに対し、ゾフルーザは細胞内でウイルス自体の増殖を抑制する仕組みを持ち、効果が早く現れ長く続くとされて注目を集めています。

 ただしこれらの治療薬はいずれも万能というわけではなく、インフルエンザのタイプによって医師が処方を使い分けていくもの。病院にかかって自分の症状をお医者様にきちんと説明するためにも、日頃から体調管理に気を配っておくことが大切ですね。

 

かぜ? インフルエンザ?全身症状が続いたら受診を!

 昔からインフルエンザと風邪は混同されやすく、そのせいもあって軽視されがち。しかし症状は似ていてもインフルエンザはウイルスが原因のれっきとした感染症。まずは周囲の人にうつさないことが重要です。

 睡眠と栄養をしっかりとる、シーズン前の予防注射など、病気になる前にできる対策も忘れずに。それでも急な発熱や頭痛、関節の痛みなどが続いたらインフルエンザを疑い、早めに受診するようにしましょう。

 もちろん共用スペースやお子様の過ごす場所には、ウイルスの不活化効果も認められている「美ラクルミスト」シリーズでしっかり感染予防対策をお忘れなく!

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